
ダイヤモンドの基準!マスターストーンとは
ダイヤモンドの美しさは、その眩い輝きと、深く澄んだ色合いで決まります。ダイヤモンドの品質を評価する上で、この色は非常に重要な要素となります。しかし、ダイヤモンドの色は非常に微妙で、肉眼で正確に見分けるのは難しい場合があります。そこで、ダイヤモンドの色を評価する際に基準となるのが「マスターストーン」と呼ばれるものです。
マスターストーンとは、国際的に認められた、色の基準となるダイヤモンドのことです。ダイヤモンドを評価する際には、このマスターストーンと比較することで、そのダイヤモンドの色を客観的に判断します。ダイヤモンドの色は、無色透明なものから黄色みを帯びたものまで、様々な色合いが存在します。マスターストーンは、これらの色合いの基準となるように、厳密に選定されています。
ダイヤモンドの色は、アルファベットのDからZまでの23段階に分類され、Dに近づくほど無色透明で、Zに近づくほど黄色みが強くなります。マスターストーンは、それぞれの色の等級を代表するダイヤモンドとして、鑑定士の重要なツールとなっています。ダイヤモンドを購入する際には、鑑定書に記載されているカラーグレードを確認し、マスターストーンと比較することで、そのダイヤモンドの真の色合いを知ることができるのです。