魅惑の石:ローズシリシャスシストの魅力
宝石の世界は、発見と驚きに満ちています。長い年月を経て地中深くで形成された、多彩な輝きを放つ鉱物は、人々を魅了してやみません。近年、そんな宝石の仲間に、新たな顔が加わりました。その名は「ローズシリシャスシスト」。2010年頃から日本国内で見られるようになったこの石は、淡い桃色と、白い雲を思わせる模様が織りなす、独特の美しさが特徴です。
ローズシリシャスシストは、その名の通り、珪質頁岩の一種です。長い年月をかけ、地中の熱や圧力によって変化し、現在の姿になったと考えられています。産出地は限られており、希少性も高いことから、コレクターの間で話題となっています。淡い桃色は、優しさや愛情を、白い模様は、純粋さや高貴さを象徴すると言われ、お守りとしても人気を集めています。身に着ける人に、穏やかさと希望をもたらしてくれる、そんな石なのかもしれません。