翡翠:東洋の神秘的な宝石
- 翡翠の起源
翡翠は、深く鮮やかな緑色が美しい宝石として、世界中で愛されています。ラベンダーやバラ色など、色のバリエーションも豊富なのも魅力の一つです。
翡翠と一言で言っても、実際には「ネフライト」と「ジェダイト」という二つの異なる鉱物を指します。どちらも非常に硬く、研磨すると美しい光沢を放つため、古くから宝飾品や彫刻などに用いられてきました。
ネフライトは、中央アジアや中国の新疆ウイグル自治区などで主に産出されます。中国では古くから「玉(ぎょく)」と呼ばれ、皇帝の印章や装飾品に用いられるなど、特別な石として大切にされてきました。
一方、ジェダイトは、ミャンマーやグアテマラなどで産出されます。特にミャンマー産のジェダイトは、その美しい緑色と高い透明度から、非常に価値が高いとされています。
このように、翡翠は産地や種類によって、歴史や文化、そして価値が大きく異なる宝石です。深い緑色の輝きは、悠久の歴史と文化を秘めているかのようです。