テニスネックレス

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ダイヤモンド関連

華麗なる輝き!テニスネックレスの魅力

テニスコートといえば、白熱する試合と華やかな観客席を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、そのコートから生まれた、ある輝きをご存知でしょうか?それが、テニスネックレスです。 1987年、テニスの四大大会の一つ、全米オープンで世界中の注目を集めた試合がありました。女子シングルスの決勝戦、クリス・エバート選手とステフィ・グラフ選手の対決です。当時、エバート選手は女子テニス界の女王として君臨しており、その輝きは太陽にも例えられていました。対するグラフ選手は、彗星のごとく現れた新星で、その強さは多くのテニスファンを魅了しました。試合は、両者一歩も譲らぬ熱戦となりました。幾度となく訪れるマッチポイント。そして、最終セット、エバート選手が放った渾身のバックハンドがライン上に決まり、勝利の女神は彼女に微笑みました。観客席からは、割れんばかりの歓声と拍手が沸き起こります。しかし、その歓声の中、エバート選手は異変に気づきます。なんと、試合中に激しく動いていたことで、手首に付けていたダイヤモンドのブレスレットの留め具が外れ、コート上に落ちてしまっていたのです。彼女は審判に試合の中断を申し出、紛失したダイヤモンドを探し始めました。このハプニングは、世界中にテレビ中継されており、人々は固唾を飲んでその様子を見守っていました。そして、見つかったダイヤモンドを大事そうに拾い上げるエバート選手のその手元が、テレビカメラのクローズアップによって映し出されました。その瞬間、彼女のブレスレットは、世界中の女性たちの視線を釘付けにしたのです。 この出来事をきっかけに、ダイヤモンドのブレスレットは「テニスブレスレット」と呼ばれるようになり、その輝きはテニスコートから世界へと広がっていきました。