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輝きの秘密?スインドルストーンの真実

- スインドルストーンとはダイヤモンドのきらびやかな世界には、あまり耳慣れない言葉が存在します。「スインドルストーン」と呼ばれるその言葉は、巧みな策略によって、その真の姿を隠したダイヤモンドを指します。ダイヤモンドの最も大きな顔とも言える「テーブル」。そして、そのテーブルを取り囲むように、光を集める鏡の役割を果たす「クラウン」。スインドルストーンは、このクラウンの角度を極端に浅く、テーブルの面積を大きく取ることで、本来の姿よりも大きく見せる工夫が凝らされています。まるで、水面に浮かぶ月のように、スインドルストーンは一見、大きく、魅力的に映るかもしれません。しかし、その輝きは表面的なものに過ぎません。クラウンの角度が浅いために、光はダイヤモンドの内部へと届かず、その結果、本来ダイヤモンドが持つべき、深みのある輝きを失ってしまうのです。さらに、スインドルストーンは、その浅いカットのために、カラット重量の割に実際の大きさが伴いません。これは、ダイヤモンドの価値を決める上で、非常に重要な要素である「カラット」と「輝き」のバランスを崩し、結果として、その価値を大きく損なう要因となります。ダイヤモンドを選ぶ際には、その輝きだけでなく、カットの技術にも注目することが大切です。ダイヤモンドの真の価値を見極める目を養い、偽りの輝きに惑わされないようにしましょう。