
美しき守護石、デュモルチェライトインクォーツ
デュモルチェライトインクォーツ。その最大の特徴は、水晶の奥深くに閉じ込められた、鮮やかな青い針状結晶です。まるで澄み切った夜空に打ち上げられた花火のように、あるいは、凛と咲く大輪の菊の花弁のように、中心から放射状に伸びるその結晶は、見る者を神秘の世界へと誘います。
この石の魅力は、その美しさだけにとどまりません。青いインクを吸い込んだように見えるものや、針状結晶が繊細な模様を描くものなど、色の濃淡や内包物の量によって、全く同じものは二つとして存在しないのです。
2014年にブラジルで発見されて以来、世界中の鉱物愛好家を魅了し続けているのも頷けます。一つとして同じものがないという事実は、この石を手にする人にとって、まさに運命的な出会いを予感させることでしょう。