魅惑の宝石 モルガナイト
淡い桃色の輝きを放つ宝石、モルガナイト。その名の通り、バラの花を思わせる可憐な色合いが特徴です。モルガナイトは、実はあの鮮やかな緑色の宝石、エメラルドと同じ仲間で、緑柱石(ベリル)という鉱物グループに属しています。同じ仲間でありながら、なぜモルガナイトはピンク色をしているのでしょうか?その秘密は、モルガナイトに含まれるマンガンという元素にあります。マンガンがほんの少しだけ含まれることで、緑柱石は緑色ではなく、ピンク色に変化するのです。
モルガナイトの色合いは、淡いピンクからオレンジがかったピンク、サーモンピンクなど、様々です。色の濃淡や色合いによって、その表情も異なります。優しいピンク色は、まるで春の桜の花びらを思わせる可憐さがあり、オレンジがかったピンクは、夕焼け空のような温かみが感じられます。サーモンピンクは、華やかでありながらも落ち着いた印象を与えます。
モルガナイトは、その柔らかな色合いから、「愛情」「優しさ」「癒し」などを象徴する石として、古くから愛されてきました。身に着ける人に穏やかな気持ちを与え、愛情を育むサポートをしてくれると信じられています。また、人間関係を円滑にする効果もあると言われています。新しい出会いを求めている人や、大切な人との絆を深めたいと思っている人にもおすすめです。