
漆黒の守護石:ブラックオニキスの魔力
多くの人がオニキスと聞いて真っ黒な石を思い浮かべるでしょう。現在、パワーストーンとして販売されているオニキスも、ほとんどが真っ黒です。しかし、本来のオニキスは黒い石に白い線模様が入ったものでした。
その名前の由来は、ギリシャ語で「爪」を意味する「onyxis」です。これは、本来のオニキスの模様が、まるで爪で引っ掻いたように見えたことに由来します。
漆黒の夜空のような深い黒色と、そこに浮かび上がる白い模様は、神秘的で人を惹きつける魅力を持っていました。
そのため、オニキスは古代から魔除けの石として、あるいはカメオなどの彫刻の素材として用いられてきました。
古代ローマでは、兵士たちがオニキスを身につけると戦いに勝利すると信じられていました。また、インドではオニキスを悪霊から身を守るお守りとして大切にしてきました。
このように、オニキスは世界中で古くから愛されてきた歴史を持つ石なのです。