
神秘の輝きを放つ石: ラルビカイト
深い藍色の中に、見る角度や光の当たり方によって青や白、時には金色にも似た神秘的な輝きを放つ石、ラルビカイト。
この幻想的な輝きは「シラー」と呼ばれ、月の光に例えられるほどです。
ラルビカイトは、月を象徴する石として知られるラブラドライトや、神秘的な輝きを持つムーンストーンと同じ仲間である「長石」グループに属する鉱物です。
これらの石が持つ独特の輝きは、石の内部にある層状の構造によって光が反射、干渉することで生まれます。
まるで宇宙の奥深さを閉じ込めたかのようなその美しさは、見る者を魅了してやみません。
ラルビカイトは、1880年代後半にノルウェー南部のラルビック地方で発見されました。
その名の通り、ラルビック地方を代表する石として、
現在でも世界中で愛されています。