再び人気上昇中!ローズカットの魅力
- ローズカットとはローズカットは、宝石を研磨する際に用いられるカット様式の一つです。その名の通り、バラのつぼみを思わせる、美しくロマンティックな輝きが特徴です。平らな底部からドーム状に盛り上がったカットは、まるで朝露をたたえたバラの花びらのようです。このドームには、三角形にカットされた面(ファセット)が複数施され、中心に向かって滑らかに尖っています。このファセットが光を複雑に反射することで、キラキラと繊細で奥行きのある輝きが生まれます。ローズカットは16世紀にインドで誕生したと考えられています。その後、東西交易の要衝であったヴェネツィアを経由してヨーロッパへと広まりました。特に、16世紀から17世紀にかけてヨーロッパで愛され、その後、18世紀のジョージ王朝時代にも流行しました。現代においても、ローズカットは、アンティークジュエリーに見られるノスタルジックで上品な雰囲気から、再び注目を集めています。