ワイルドホース

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癒やし

奇跡を呼ぶ石、ホワイトバッファロー

白い石と聞くと、多くの人は牛乳のように白く光る石や、雪のように透き通る石を思い浮かべるかもしれません。様々な色の石が大地から採掘されますが、その中でも白く輝く石は、古くから人々の心を惹きつけてきました。今回ご紹介する「ホワイトバッファロー」も、そんな白い石の仲間です。 ホワイトバッファローは、アメリカのごく限られた地域でしか採掘されない、とても貴重な石です。同じ場所で採掘される、空のように青いターコイズという石と似た成分を持っていますが、ホワイトバッファローには青色のもととなる成分が含まれていません。そのため、ターコイズとは異なり、純粋な白色をしています。 さらに、ホワイトバッファローの中でも特に珍重されるのが、「純粋な白」の石です。赤褐色をした「ヘマタイト」という成分が、石に含まれていることがあります。ヘマタイトの含有量が少ないほど、石の白さは増していきます。ヘマタイトをほとんど含まない、雪のように白い石だけが、「ホワイトバッファロー」と呼べる特別な石なのです。 その希少性と美しさから、ホワイトバッファローは神聖な石として崇められてきました。ネイティブアメリカンの間では、ホワイトバッファローの出現は、平和と繁栄の象徴とされています。また、持ち主に幸運をもたらす、邪気を払うなど、様々な言い伝えが残されています。
魔除け

奇跡を呼ぶ野生の奔放模様:ワイルドホースの魅力

「ワイルドホース」という、力強さと雄大な広がりを感じさせる名前を持つ石があります。この石の名前の由来には、大きく分けて二つの説が伝えられています。 一つ目の説は、その希少性にまつわるものです。ワイルドホースは非常に産出量が少なく、自然の中で偶然見つけることは「野生馬を捕まえるくらい難しい」と例えられています。このことから、ワイルドホースという名前が付けられたと言われています。 もう一つの説は、その独特な模様に由来するものです。アメリカの先住民であるネパーズ族の間で、大切に育てられていた「アパルーサ」という馬がいます。アパルーサは、白と褐色が混ざり合った、まるで水墨画のような美しい模様を持つことで知られています。ワイルドホースの模様が、このアパルーサの毛並みにそっくりだったことから、その名が付けられたという説も根強く残っています。 希少性と美しい模様、二つの側面からその名が生まれたワイルドホース。力強い名前の背景には、自然への畏敬の念と、先住民たちの文化が深く関係しているのかもしれません。