酸素:地球と生命を支える元素
- 酸素の基本的な特徴酸素は、私たちが呼吸をするために欠かせない、無色透明で、においも味もない気体です。目に見えないけれど、地球上のあらゆる場所に存在し、生命活動に非常に重要な役割を担っています。元素記号は「O」で表され、周期表では8番目に位置する、非金属元素に分類されます。これは、金属のように電気を通しにくい性質を持つ元素であることを意味します。酸素は、反応性が非常に高いという特徴も持ち合わせています。これは他の物質と結びつきやすい性質を指し、物質が燃焼する現象も、酸素と結びつくことで起こります。この性質のため、酸素は様々な物質の中に含まれており、水や二酸化炭素など、私たちにとって身近な物質も、酸素と他の元素が結びついてできています。空気中の約21%は酸素で構成されており、これは私たちが呼吸をするために必要な量です。 また、水は酸素と水素が結びついてできており、地球の表面の約70%を占めています。 このように、酸素は目に見えないところで、私たちの生活を支える重要な役割を担っています。