
宝石と単色光の関係
私たちが普段目にしている光は、実は無数の色の光が混ざり合ったものです。太陽や電球の光が白く見えるのも、このためです。光はプリズムを通すと、虹のように赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色に分かれて見えますが、これはプリズムがそれぞれの色の光を異なる角度に屈折させる性質を持つためです。
しかし、世の中には特定の色だけを持った光も存在します。これを「単色光」と呼び、レーザーポインターはその代表例です。レーザーポインターが発する光は赤や緑など単一の色に見えますが、これはレーザーポインターが特定の波長の光だけを作り出すことができるからです。
光は波の性質を持っており、波の長さによって色が決まります。波長の長い光は赤色に、短い光は紫色に見え、その間の波長の光は虹色のグラデーションとして認識されます。太陽光や電球の光はこのような様々な波長の光を含んでいるため白く見えますが、レーザーポインターは特定の波長の光だけを作り出すため、単一の色に見えます。
このように、光は波長によって色が決まり、私たちの目に届くことで色の世界を感じさせてくれます。身の回りの光が何色で構成されているのか、意識してみると新しい発見があるかもしれません。