地金

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技法

コンビ物:二色の輝きが織りなす魅力

コンビと聞いて、何を思い浮かべますか? 宝石やファッションに興味がある人なら、異なる金属を組み合わせたアクセサリーを思い浮かべるかもしれませんね。 コンビと呼ぶこの技法は、プラチナの白く上品な輝きと、金の華やかで温かみのある色合いなど、それぞれの金属が持つ個性を最大限に引き出すことができます。 例えば、結婚指輪でよく見られるのは、プラチナと金のコンビです。プラチナの強度と金の輝きを兼ね備え、永遠の愛を象徴するのにふさわしいとされています。 また、ネックレスやブレスレット、ピアスなど、様々なアイテムにこの技法は用いられています。 デザインも多種多様で、シンプルなものから、複雑で芸術的なものまで、好みに合わせて選ぶことができます。 異なる金属の融合がもたらす、唯一無二の美しさを、あなたも身につけてみてはいかがでしょうか?
パーツ

指輪の土台:シャンクの役割と重要性

きらびやかな宝石や繊細なデザインに目を奪われがちな指輪ですが、それを支え、指になじませる縁の下の力持ちが存在します。それが「シャンク」と呼ばれる、指輪の輪の部分です。宝石を留める台座部分を覗けば、残るほとんど全てがシャンクと言っても過言ではありません。 一見地味な存在に思えるシャンクですが、実は指輪の強度や耐久性を左右する重要な役割を担っています。 シャンクの強度が不足すると、指輪が変形したり、最悪の場合、割れてしまうこともあります。また、シャンクは指との接地面積が最も大きい部分であるため、着け心地にも大きく影響します。 指輪を選ぶ際には、デザインだけでなく、シャンクの太さや形状にも注目してみましょう。 自分の指に合った、しっかりとした作りのシャンクを選べば、指輪を長く愛用することができます。普段は目立たないシャンクですが、指輪を支える大切な存在として、その役割に目を向けてみてはいかがでしょうか。
金属

貴金属ジュエリーの輝きの源:地金の魅力

指輪やネックレスなどの宝飾品を眺める時、多くの人は、まばゆいばかりに輝く宝石に目を奪われることでしょう。しかし、その宝石をしっかりと支え、上品な輝きを与えているのが「地金」と呼ばれるものです。地金は、金やプラチナといった貴金属を加工しやすいように塊状にしたもので、インゴットバーとも呼ばれます。この地金こそが、宝飾品を生み出すための重要な素材となるのです。宝飾品の世界では、この地金をもとに、職人の手によって繊細なデザインが施されていきます。例えば、「Pt900」という表示を目にしたことがあるでしょうか。これは、プラチナの地金含有量が90%であることを示しています。残りの10%には、宝飾品に強度を持たせたり、色合いの変化を楽しめるよう、他の金属が混ぜ込まれているのです。このように、地金は宝飾品の美しさを支える、まさに「縁の下の力持ち」といえるでしょう。