愛を育む淡い桃色の石、モルガナイト
モルガナイトは、桜の花を思わせるような淡い桃色がかわいらしい宝石です。ピンク色のパワーストーンは数多く存在しますが、モルガナイトは他の石と比べて知名度が低いように感じます。しかし、近年では透明度が高いものが増えてきて、そのほんのりとした色合いが人気を集めているようです。
モルガナイトは、実はアクアマリンやエメラルドと同じ仲間で、ベリルという鉱物に分類されます。ベリルは含まれる微量な元素によって色が変わり、それぞれ異なる名前で呼ばれています。例えば、青色のものはアクアマリン、緑色のものはエメラルドと呼ばれ、モルガナイトはマンガンという元素が含まれることでピンク色になります。
モルガナイトという名前がつけられたのは1911年と比較的最近で、それまではピンクベリルやピンクアクアマリンなどと呼ばれていました。
近年では、ブラジルやマダガスカルなどで良質なモルガナイトが産出され、透明度が高いものは、高級宝石としても扱われています。その可憐な色合いと輝きは、多くの女性を魅了しています。