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宝石販売の基礎知識:上代と下代

きらびやかな輝きで私たちを魅了する宝石。いざ購入しようとした時、その価格の仕組みについて疑問に思ったことはありませんか?実は、宝石の世界には「上代」と「下代」と呼ばれる、二つの価格が存在します。 まず「上代」とは、いわば宝石のカタログ価格のようなものです。消費者向けのパンフレットやウェブサイトに掲載されている価格が、この上代にあたります。これは宝石の種類や品質、大きさなどに応じて決められており、いわば基準となる価格と言えます。 一方、「下代」は、実際に宝石を仕入れる際に業者間で取引される価格です。一般的には、上代よりも安く設定されています。なぜなら、宝石は原石の採掘から研磨、流通といった多くの工程を経て消費者に届くため、それぞれの段階で費用が発生するからです。そして、この上代と下代の差額が、宝石販売店の利益となります。 宝石の価格を理解するためには、この二つの価格の存在を知っておくことが大切です。それぞれの価格の仕組みを知ることで、より安心して宝石選びを楽しむことができるでしょう。
ダイヤモンド関連

ダイヤモンドの世界を支配する企業 デビアス

ダイヤモンドの世界に、巨大な影を落とす存在があります。その名は、デビアス。ダイヤモンドの採掘から販売、そしてその輝きを左右する価格まで、あらゆる面にその影響力は及び、まさに「ダイヤモンドの巨人」と呼ぶにふさわしい企業です。 デビアスが築き上げてきた歴史は、そのままダイヤモンド市場の歴史と重なります。長年にわたり、世界中のダイヤモンドの流れを支配し、その輝きを世界に届けてきました。その影響力は、一国の経済を左右するほど強大であり、ダイヤモンドの価値を決めるのも、デビアスの力なくしては語れません。 しかし、近年では、その巨大な力に対する批判や、新たな競争相手の出現など、デビアスを取り巻く環境は大きく変化しています。それでも、ダイヤモンドの輝きを守り、その価値を高め続けるために、デビアスは新たな時代に向けて歩みを進めています。ダイヤモンドの未来は、この巨人の行く末にかかっていると言えるでしょう。