デザイン 優美な装飾、パスマントリーの世界
家具の縁取りに施された、あの繊細で美しい装飾をご存知ですか?それはまるで糸で編まれたレースのようであったり、金属で精巧に象られた彫刻のようであったり。こうした家具の装飾から着想を得て生まれたジュエリーのスタイルを「パスマントリー」と呼びます。16世紀、華麗な文化で知られるフランスで誕生したパスマントリーは、コードや房飾り、金属糸などを用いて、複雑で優美な模様を作り出すのが特徴です。当時の人々は、家具の装飾に留まらず、衣服やジュエリーにもこの技法を応用し、個性と美意識を競い合いました。特に宮廷では、パスマントリーがあしらわれた豪華な家具やドレスを身に纏うことが貴族たちの間で大人気となり、その精巧なデザインは、多くの人々を魅了しました。そして、時を経た現代でも、パスマントリーはジュエリーのデザインとして愛され続け、身に着ける人の心を和ませる、時代を超えた魅力を放っています。
