
愛を刻む指輪、ポージーリング
指輪に込められたメッセージ、それは永遠の愛を誓い合う恋人たちのささやき。「ポージーリング」と呼ばれるその指輪は、表面に愛の詩や言葉を刻んだ金の指輪です。15世紀から17世紀にかけて、ヨーロッパの国々、特にフランスやイギリスで、恋人や婚約者への贈り物として、熱い人気を集めました。
恋人たちは、ポージーリングに永遠の愛を誓う言葉を刻み、互いの愛を確かめ合ったのです。指輪に刻まれた言葉は、ラテン語、英語、フランス語、ノルマン・フランス語など様々で、当時の流行歌や恋愛物語から引用された言葉が多く見られます。
恋人たちの心をときめかせた言葉の数々は、現代でも私たちを魅了します。
ポージーリングは、単なる装飾品ではなく、愛の言葉を永遠に刻むロマンティックなアイテムとして、当時の人々の心を掴んで離さなかったのです。