七福神巡りで福を呼び込もう!

七福神巡りで福を呼び込もう!

ストーンについて知りたい

先生、パワーストーンのお店で『七福神』って言葉を見かけたんですが、宝石と何か関係があるんですか?

宝石・ストーン研究家

いい質問だね!七福神自体は、恵比寿天、大黒天など、福をもたらすとされている七柱の神様のことを指すんだよ。直接宝石と関係があるわけではないんだけど、それぞれのご利益にあやかった宝石やお守りが売られていることがあるんだ。

ストーンについて知りたい

なるほど!じゃあ、パワーストーンのお店で見かけた『七福神ブレスレット』は、七つのご利益にあやかれるように、七種類の石が使われているってことですか?

宝石・ストーン研究家

その通り!例えば、商売繁盛の恵比寿天にはルチルクォーツ、学問成就の弁財天にはラピスラズリといったように、それぞれのご利益にちなんだ石が使われていることが多いんだよ。

七福神とは。

「宝石やパワーストーン用語で『七福神』って何かしら?って思ったことありませんか? 実はこれ、日本で古くから大切にされてきた七柱の神様のことを指すんです。恵比寿様、大黒様、毘沙門様、弁財様、福禄寿様、寿老人様、布袋様…と、福をもたらす神様として、広く信仰されています。この七福神を参拝すると、七つの災いが消え、代わりに七つの幸福が訪れると言われているんですよ。」

七福神とは

七福神とは

– 七福神とは七福神とは、恵比寿天、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋尊の七柱の神様のことを指します。それぞれが人々に幸福をもたらす神様として、古くから日本で広く信仰されています。七福神は、インド、中国、日本の神様が混在している点が特徴です。遠い海の向こうから宝船に乗ってやってくるという言い伝えもあり、開運や商売繁盛をもたらす存在として、多くの人々に親しまれてきました。

恵比寿天は漁業や商売繁盛の神様、大黒天は食物や財福を司る神様として知られています。毘沙門天は戦いの神様であると同時に、財宝や福徳を与える神様でもあります。弁財天は音楽や学問、芸術の神様として、人々の才能を開花させるとされています。福禄寿は幸福、封禄、長寿の三徳を司る神様であり、寿老人と共に長寿を願う人々に信仰されています。また、布袋尊は広い心と円満な人柄で人々を幸福に導くとされ、七福神の中で唯一実在の人物をモデルにした神様と言われています。このように、七福神はそれぞれ異なる福徳を持ち、人々の様々な願いに応えてくれる存在として、現代でも多くの人に愛されています。

神様 ご利益 由来
恵比寿天 漁業、商売繁盛 日本
大黒天 食物、財福 インド、日本
毘沙門天 戦闘、財宝、福徳 インド
弁財天 音楽、学問、芸術、才能開花 インド
福禄寿 幸福、封禄、長寿 中国
寿老人 長寿 中国
布袋尊 広い心、円満な人柄、幸福 中国

七福神の由来

七福神の由来

七福神といえば、縁起の良い七柱の神様として、お正月の飾りや縁起物などでよく見かける、日本人には馴染み深い存在です。
では、一体いつ頃から、そしてどのような経緯で、七柱の神様が「七福神」として信仰されるようになったのでしょうか?

七福神信仰の始まりは、室町時代後期に遡ると言われています。当時の庶民の間では、様々な災いを避け、多くの福を授かりたいという願いがありました。そこで、人々の生活に密接に関わっていた神様の中から、福をもたらす力を持つとされる七柱の神様が選ばれ、一緒に信仰の対象として祀られるようになったのです。

江戸時代に入ると、七福神信仰はさらに広がりを見せました。庶民文化が発展し、人々の間で娯楽が求められるようになると、七福神を巡り、参拝することで福を授かろうという「七福神巡り」が流行しました。各地に七福神が祀られるようになり、それぞれの神様にちなんだ縁起物も作られるようになりました。こうして、七福神信仰は、現代にまで受け継がれる一大信仰へと発展していったのです。

現代でも、新年の初詣などで七福神巡りをする人々の姿は、日本の伝統的な風景として親しまれています。七福神は、人々の生活に寄り添い、福をもたらす存在として、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。

時代 内容
室町時代後期 様々な災いを避け、多くの福を授かりたいという願いから、福をもたらす力を持つとされる七柱の神様が選ばれ、信仰されるようになった。
江戸時代 庶民文化の発展に伴い、七福神を巡り、参拝することで福を授かろうという「七福神巡り」が流行。各地に七福神が祀られるようになり、それぞれの神様にちなんだ縁起物も作られるようになった。
現代 新年の初詣などで七福神巡りをする人々の姿は、日本の伝統的な風景として親しまれている。

七つの災難と幸福

七つの災難と幸福

古来より、日本では七福神を参拝すると、「七つの災難」が取り除かれ、代わりに「七つの幸福」がもたらされると伝えられてきました。

「七つの災難」とは、具体的には、太陽の災い、月の災い、火の災い、水の災い、風の災い、盗賊の災い、干魃の災いを指します。これらの災いは、人々の生活を脅かす、恐ろしいものでした。太陽や月がもたらす災いは、日照りや冷害によって農作物が不作になったり、疫病が流行したりすることを意味します。また、火や水、風といった自然の猛威は、家屋や田畑に甚大な被害をもたらしました。そして、盗賊は貴重な財産を奪い、干魃は水不足を引き起こし、人々の生活を苦しめたのです。

一方、「七つの幸福」とは、寿命、人望、清廉、愛嬌、健康、裕福、心の平和を意味します。これは、人々が心穏やかに、そして豊かに暮らしていくために、古来より変わらずに求められてきた、普遍的な願いと言えるでしょう。健康で長生きし、多くの人に慕われ、清らかな心で、誰からも愛される存在でありたい。そして、経済的な不安がなく、心穏やかに過ごせるように。現代社会においても、これらの願いは色あせることなく、私たち一人ひとりの心の奥底に存在しているのではないでしょうか。

区分 内容
七つの災難 太陽の災い, 月の災い, 火の災い, 水の災い, 風の災い, 盗賊の災い, 干魃の災い
七つの幸福 寿命, 人望, 清廉, 愛嬌, 健康, 裕福, 心の平和

代表的な七福神巡り

代表的な七福神巡り

日本各地には、福をもたらす七柱の神様、七福神を祀る寺や神社が点在しています。古くから人々は、この七福神を参拝することで、一年を通して幸運を授かろうと願いを込めてきました。特に、新しい年の始まりを祝う正月には、七福神巡りをする人々の姿が多く見られます。

七福神巡りとは、七福神を祀る複数の寺社仏閣を巡拝する、いわば「福を巡る旅」です。全国各地に様々な巡礼コースが存在し、それぞれに個性豊かな魅力にあふれています。

中でも有名なのが、東京都港区の「芝七福神」です。江戸時代に始まった歴史ある巡礼コースであり、増上寺や宝珠院といった、由緒ある寺院を巡ることができます。東京の下町情緒を満喫できる「浅草名所七福神」も人気です。浅草寺や今戸神社など、見どころ満載のコースとなっています。また、歴史的な建造物が数多く残る神奈川県鎌倉市の「鎌倉七福神」も、多くの参拝客を集めています。

七福神巡りでは、各寺社仏閣で授与される「色紙」や「福笹」も楽しみの一つです。色紙には七福神の個性豊かな姿が描かれ、福笹には様々な縁起物が飾り付けられています。これらを家に持ち帰り、一年を通して大切に飾ることで、福を呼び込むことができると言われています。

七福神巡り 説明 有名な巡礼コース
概要 七福神を祀る複数の寺社仏閣を巡拝する、
「福を巡る旅」
  • 芝七福神 (東京都港区)
  • 浅草名所七福神 (東京都台東区)
  • 鎌倉七福神 (神奈川県鎌倉市)
楽しみ方 各寺社仏閣で「色紙」や「福笹」を授与してもらい、
家に持ち帰り、一年を通して大切に飾ることで、福を呼び込む

まとめ

まとめ

古くから日本で愛されてきた七福神は、私たちに福をもたらす神様として知られています。その姿は絵画や置物など、様々な形で表現され、私たちの生活に深く根付いてきました。
七福神信仰には、人々の様々な願いが込められています。例えば、大漁や商売繁盛、五穀豊穣、長寿など、人々が豊かで幸せな暮らしを送りたいという願いが込められているのです。
現代社会においても、七福神は色褪せない魅力を放っています。それは、人々が今も昔も、幸せに暮らしたいという願いを抱いているからでしょう。
近くの七福神を巡り、それぞれの神様を参拝することで、福を呼び込むことができるかもしれません。新しい年も、七福神のご利益にあずかり、実りある一年となるよう願いを込めてみましょう。

七福神 人々の願い 現代社会への影響
古くから日本で愛される福をもたらす神様
様々な形で表現され、生活に根付いている
大漁、商売繁盛、五穀豊穣、長寿など
豊かで幸せな暮らしを送りたいという願い
色褪せない魅力を持つ
人々が幸せに暮らしたいという願いは普遍
七福神巡りで福を呼び込むことができるかも