
宝石を優しく包む「タトー」
きらびやかな輝きを放つダイヤモンドやルビー。大地から掘り出されたばかりの原石は、土や傷がついています。カットや研磨を経て、まばゆいばかりの輝きを放つ宝石へと姿を変えても、保管や運搬中に傷がついてしまうことがあります。そんな宝石を、まるで生まれたばかりの姿のように守るのが「タトー」と呼ばれる特殊な薄い紙です。
「タトー」は、宝石を優しく包み込むことで、外部からの衝撃を和らげます。薄い紙ながらも、その強度は高く、大切な宝石を傷から守ります。また、湿気や汚れからも宝石を守ってくれるため、保管にも最適です。
宝石店で見かける、小さな宝石箱に収められた美しい宝石たち。その輝きの裏側には、宝石を守る「タトー」の活躍があります。「タトー」は、宝石の輝きを未来へと繋ぐ、小さくても頼もしい守護者と言えるでしょう。